■八幡の「藪知らず」とは

「八幡 [やわた] の藪 [やぶ] しらず」は、JR本八幡駅から徒歩5分程の国道14号線(千葉街道)沿いにある雑木林で、近くには八幡の地名の由来となった葛飾八幡宮があります。
八幡のやぶしらず
藪の周りは柵で囲まれ、道路に面して鳥居と小さな石づくりの小社が設けられており、その横には「八幡不知森 [やわたしらずのもり] 」と記された伊勢屋宇兵衛建立の石碑(安政4年・1857年)があります。
不知森神社
藪の広さは、現在では奥行き・幅ともに20mほどで、竹や灌木などがまばらに茂っている程度ですが、江戸時代には、細竹・漆の樹・松・杉・柏・栗の樹などが生い茂っていたようです(『遊歴雑記 [ゆうれきざつき] 』による)。 また、藪の中央部は窪 [くぼ] んでおり、かつては池のようになっていたと考えられています。

ウインドウを閉じる

トップページを表示