■ヤマトタケルの伝承

本公演の主人公、ヤマトタケルとは、奈良時代に編纂された 「古事記」「日本書紀」に見える人物です。 父親である第12代景行天皇に命じられ、 まずは九州地方へ(西征)、 次に中部・関東地方へ(東征)、 朝廷に従わない者を力で征服していく姿が描かれています。 その中で、今回の狂言は特に、妻であるオトタチバナヒメを伴って向かった、 東征の道中での逸話をもとに制作しています。 「古事記」「日本書紀」は、同時代に作成されながら、 ヤマトタケルの漢字表記や東征のルートなどに違いが見受けられます。 また、上記のヤマトタケルの伝承は、 今も日本各地で語り継がれ、その影響を受けた地名も複数存在することが知られています。

ヤマトタケルの東征ルート

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