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作品紹介

【小笠原匡の主な作品】

千葉の羽衣チラシ
■ 創作狂言 「千葉の羽衣」

千葉県に伝わる羽衣伝承に取材しながら、三保の松原を舞台とした能「羽衣」とも異なった、 笑いのみならず人間味にもあふれた創作狂言「千葉の羽衣」を上演いたしました。 羽衣を奪われた天女が奪った男の妻になるという羽衣伝承は全国各地に見られますが、 千葉県ではその男がかつて上総下総一帯を支配した千葉氏の当主であるとしています。 また、妙見信仰や「千葉」という地名の由来とも結びついているという点は、 全国でも珍しいものです。物語は、下総国池田の郷の男が月夜の晩に池田の池を訪れるところから始まります…。

2007年12月青葉の森公園芸術文化ホールにて公演。 狂言ワークショップを受講した千葉県民や千葉大生、 そして狂言を創作する授業を受講した千葉大生も参加し、 創作狂言として生まれ変わった羽衣伝承の世界をお楽しみ頂きました。

蓬莱貴譚チラシ
■ コラボレーション作品 「蓬莱貴譚」

「蓬莱貴譚」 −人と鬼仲良うやれさ−
節分の夜、蓬莱の嶋より佐渡へやってきた鬼(ミシハセ)。 さっそく島の女を見そめるが、 女は”おそんげぇ”(※)と豆で鬼を追い払おうとする。 島男達も鬼達を嫌って、馴染む気配は一向にない。 鬼は島の女と仲良くなるために、春祭りへの乱入をたくらむが…。
※「おそんげぇ」=佐渡弁で「恐ろしい」の意

2007年10月〜11月、岐阜、静岡、東京、佐渡にて公演。 千秋楽・佐渡公演は満員御礼!!大好評の内に無事幕を閉じました。
»  コラム「蓬莱貴譚」、是非ご一読ください!

猫とんじゃったチラシ
■ 新作狂言 「猫とんじゃった」

絵本「11ぴきのねことぶた」を題材にした、新作狂言。 狂言で語られるコミカルな猫と豚の会話。そこにジャズピアノの演奏がからみ、 色んな猫の表情が映し出されます。狂言とジャズピアノの異色コラボレーション、いかなる舞台となるのやら…

2004年2月豊田市美術館にて公演。
また、2007年4月19日新宿高島屋リニューアルイベントにあわせて新たに書き下ろし、 『猫が織り成すファンタジー』として公演。 猫と豚の2役を演じ、ジャズピアノの演奏に合わせて舞うという、 ユニークな試みでしたが、皆様からたくさんの笑いと拍手を頂戴しました。
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光源氏チラシ
■ 新作狂言 「光源氏」

光源氏は大輔命婦の局から常陸宮の姫君について噂を聞き、 何度も文を送るがまったく返事が無い。 ライバルの頭の中将に先を越されてはならぬと思い、 今晩は是非とも逢いたいと思い姫のもと向う。 寝殿に着くと美しい琴の音が聞こえてきて、 とうとう姫が姿を現すが…。
源氏物語「末摘花」巻を出展に書き下ろしました。

2007年2月コラボレーション集団「風流」公演において、 新作狂言「光の君」として演じました。(大阪・天満天神繁昌亭にて)

平成版・阿国歌舞伎チラシ
■ コラボレーション作品 「平成版・阿国歌舞伎」

「Eenen 延年」の第一弾。NHK金曜時代劇「出雲の阿国」で芸能指導をさせて頂きました際、 大変お世話になりました阿国研究家の小笠原恭子先生の心強いお力を拝借し、 実際放映された歌舞音曲を劇場版にリメイクしました。 そこに、大小狂言を盛り込み、更に出雲にちなんだ狂言秘曲「節分」をあわせ、 一つの舞台を創り上げました。

2006年12月15日山本能楽堂にて公演。
満員御礼、たいへんご好評を頂きました。
  平成版・阿国歌舞伎の模様
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新千葉笑いチラシ
■ 新作狂言 「新千葉笑い」

”かつて大晦日の晩に素性を隠した民たちが悪口雑言に興じて、朝まで笑い明かした。” という、千葉市の千葉寺に伝わる天下の奇習「千葉笑い」。 この「千葉笑い」を題材にしながらも、狂言の様式にのっとり、 謡、舞、科白(せりふ)、仮面などの多彩な要素を取り入れて、 新作狂言「新千葉笑い」が誕生しました。

2005年12月、及び 2006年12月 千葉市文化センター アートホールにて公演。
新作狂言「新千葉笑い」は、古典芸能の普及と理解を深めるために、 「千葉の地域文化を使い、市民と一緒に、新しい狂言の可能性に挑戦していこう」と 千葉大学文学部教授の橋本裕之氏と千葉市文化振興財団との共同で企画しました。
ワークショップ「狂言講座」受講者、千葉大学で新作狂言の集中講義を受講した学生が参加し、 千葉の地域文化を市民や学生から発信します。
2005年の公演から、さらなる進化を経て2006年「新千葉笑い」を公演。 そして2007年2月には、創作狂言「抱腹絶倒ちばわらい」を公演いたします。
「新千葉笑い」はいかにして「抱腹絶倒ちばわらい」へ進化を遂げたのか、 乞うご期待!

刀こぶチラシ
■ コラボレーション作品 「刀こぶ」

祭りの夜に、供も連れずに自ら太刀を持って見物に出かけた大名が、通りかかった堺の塩昆布売りを呼び止め、無理に同道を強いる。 散々に脅かされて無理やり太刀まで持たされた塩昆布売りは、やがて堪忍袋の緒が切れて……

2006年2月 高知県立美術館|能楽堂 にて、
2006年8月 LICはびきのホールにて公演。
大名は小笠原、堺の塩昆布売りは文楽人形が演じる。彼らの言葉は傍らに座る講談師が語り、三味線、和太鼓が絡み合う。 同じ板の上で、狂言師と人形遣いがひとつの物語をつづるという、あり得なかった組み合わせで織り成す、 新たな舞台表現を創り上げました。

石川五右衛門チラシ
■ コラボレーション作品 「石川五右衛門」

祭りの夜に、供も連れずに自ら太刀を持って見物に出かけた大名が、通りかかった堺の塩昆布売り (実は石川五右衛門)を呼び止め、無理に同道を強いる。 散々に脅かされて無理やり太刀まで持たされた塩昆布売りは、やがて堪忍袋の緒が切れて……

2006年3月 豊田市能楽堂にて公演。
好評を博した「刀こぶ」を元に豊田市能楽堂のために新たに書き下ろしたもの。 狂言と文楽人形を中心に、落語、講談、和太鼓が融合。 各ジャンルの精鋭たちが一つの舞台で火花を散らしました。

良忍さんチラシ
■ コラボレーション作品 「良忍さん」

酒好きな「風来坊」をいさめるため、伯父は酔って寝た風来坊の枕元に僧装束を置き、 出家を促す“夢のお告げ”をささやく。目覚めて青くなる風来坊の前に僧が現れ騒動となり、 やがては阿弥陀如来の光臨へ− 

2005年7月 「風流」により公演。
風来坊は小笠原、伯父や僧は文楽人形が演じる。彼らの言葉は傍らに座る落語家、文楽大夫、講談師が語り、 三味線に筝、胡弓に和太鼓が絡み合う。さらに、声明・雅楽 (※) ・菩薩来迎に加え、 NHK大河ドラマ「義経」にて芸能指導・作曲した 今様 (※) をも融合させ、これまでにない伝統芸を創り上げました。

ふるさと狂言チラシ
■ 新作狂言 「ふるさとの四季」
   − 謡と舞でつづる狂言ミュージカル −

冬も去り、遠い山々に雪が残る春。拳母の宮の神田のお田植え神事から始まる。 神主と早乙女の掛け合いで田植えが進む。狂言「御田」をもとにしているが、 こうした行事は、広島の”花田植え”、”囃子田”など、今も郷土芸能として伝えられている。 稲が稔ると鳥たちが食べに来る。鳴子を鳴らして鳥を追う太郎。 ふと見るとカカシが歩いてくるではないか。ここは狐塚とよばれるところ。さては狐が? 疑い晴れて太郎と次郎が酒盛り。人々も加わってにぎやかに舞い謡う。 稔った稲を刈り取って、めでたく秋も暮れて行く。遠い山々には雪が……

2005年3〜7月 愛知万博開催記念特別公演として 豊田市能楽堂にて四回にわたり公演。 愛知万博のテーマ”叡智”に関連して、自然やふるさとを題材にした新作狂言です。
稲作の四季をベースに、かつての農村風景が展開します。 公募で参加した初体験の市民、狂言教室の生徒、プロが一体となって、一つの舞台を創り上げました。

京都大原良忍物語チラシ
■ 新作狂言 「京都大原良忍物語」

平安時代後期、京都大原に修業した僧、聖応大師良忍。 山の緑や川のせせらぎにつつまれ、自然から多くの恵みと霊験を得て、 日本の音楽の源流「声明」(※)を大成した。日本音楽の父と呼ばれる名僧である。 声明大成後、大原の地において、良忍の体得した寂光浄土(融通念仏と菩薩来迎の世界)を 平成の狂言舞台に再現しました。

2004年11月 大阪能楽会館にて公演。
常々”日本芸能のルーツを見つけたい”と考えていたなか、良忍上人との不思議なご縁を感じながら、 この「京都大原良忍物語」の創作にあたりました。 さまざまな他の古典芸能に触れてきた今までの経験をもとに、 また「能舞台」の特徴を生かしつつ、声明楽・舞楽そして菩薩来迎を積極的に取り入れ、 聖応大師・良忍上人の世界を一大スペクタクルに仕上げました。
また、2007年12月 奈良橿原文化会館にて再演。  ブログ記事はこちらから

鉢かづきチラシ
■ 新作狂言 「鉢かづき」

未だ定まる妻がいない男は、申し妻を神頼みする。すると、「初瀬の観世音に行き、 笛を吹けば妻を授けてやろう」とのお告げを蒙る。
すぐにも行きたいのだが、自分は笛が吹けない。そこで男は笛をたしなむ知人を訪問し、 「代わりに笛を吹いてくれ」と頼みに行くが……

2001年7月ワッハ上方演芸ホールにて公演。 初めて狂言を見るお客さまも来やすいように能舞台を離れての公演です。 ルビの入った字幕スーパーも用意し、聴覚障害者の方や、子供たちにも楽しんで頂きました。 この「鉢かづき」は初めて書いた新作狂言です。河内地方に伝わる御伽草子を題材にしました。 新作を手がけて狂言の奥の深さを改めて知り、古典を見つめなおすきっかけとなった作品です。

声明(しょうみょう)

仏教音楽の中で、声による音楽の全てを包括する名称。 つまりお経の歌であり、キリスト教の聖歌や賛美歌にあたるもの。

雅楽 (ががく)

「雅正の楽」という意味で、1200年以上の歴史を持つ、 現存する世界最古の合奏音楽。その舞を舞楽と云う。

今様 (いまよう)

「当世風」の意で、平安時代後期に流行した新興歌謡。 常盤御前、静御前など白拍子が歌い舞った事でも知られる。 ことのほか今様を愛した後白河院は、「梁塵秘抄」(りょうじんひしょう)を編纂

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