

平成12年に大阪在住の各古典芸能若手により結成、毎年コラボレーション作品と各ジャンル・オムニバスの2回を公演しております。
これまでに、石川五右衛門を主人公にした「盗 −nusuto−」や、良忍上人を主題とした「良忍さん」などを公演。
2007年2月には「風流版・源氏物語」を大阪・天満天神繁昌亭にて公演。
満員御礼、大変ご好評をいただきました。
2008年3月には、山本能楽堂にて 、コラボレーション作品「神男女狂鬼」をお届けいたしました。
風流メンバーに加え、能楽観世流シテ方準職分の山本章弘師にゲスト出演していただき、新メンバー・野口 亮(能楽森田流笛方)も加わって、益々パワーアップした内容で、皆様にお楽しみいただきました。
公演の模様は、山本能楽堂オフィシャル・ブログにてご覧ください!
コラム 「風流」の歩みと展望
コラム 良忍上人について
【 メンバー紹介 】
初世 野村萬(人間国宝)、故・八世 野村万蔵 (五世 野村万之丞)及び九世 野村万蔵に師事。能楽協会会員。
千葉大学客員教授。早稲田大学非常勤講師。佐渡『鼓童』講師。
NHK大河ドラマ「義経」、金曜時代劇「出雲の阿国」では、芸能指導および作曲・作調を手掛ける。
[狂言とは・・]
狂言は 600 年前に誕生した庶民喜劇で、特に能とは関係が深く、「能・狂言」などと呼ばれ、
二卵性の双子に例えられます。能が古典的題材(貴族社会)を取り上げ幽玄美の歌舞・悲劇であるのに対して、
狂言は庶民の日常的な出来事を、笑いを通して表現する、科白(せりふ)・喜劇です。内容は、
◆「笑う門には福来る」という、おめでたい“祝言の笑い”
◆人間誰しもが持っている弱点をユーモラスに指摘する“風刺の笑い”
◆単なる滑稽性だけでなく、笑みの中に楽しみを含んだ“和楽の笑い”
という、三つに分類されます。登場人物も、2〜5人と少なく、装置や小道具も殆ど必要としないので、
どんな舞台でも手軽に演じられます。科白は現代語の母胎である中世口語を基調とし、
扮装も当時の姿を忠実に写しているので、「動く室町庶民風俗絵巻」の感があり、
現代の誰からも親しまれる条件を備えています。
平成3年 野口傅之輔師に入門。平成4年「吉野天人」 にて初能。平成5年「土蜘蛛」 にて野口姓を襲名。野口亮を名乗る
平成6年「猩猩・乱」 平成7年「翁」 平成10年「道成寺」 「清経・恋の音取」 を披く。平成12年より「亮之会」 を主催。
平成13年 大阪文化祭奨励賞を受賞。
鶴澤 清治に師事。 人形浄瑠璃文楽座座員。
平成 15 年度、大阪舞台芸術新人賞・因協会奨励賞を受賞。
[文楽とは・・]
「文楽」は、わが国の伝統的な人形劇であり、世界に誇りうる高度な舞台芸術の名称で、
古くは操り浄瑠璃芝居あるいは人形浄瑠璃といいました。つまり、浄瑠璃にあわせて演じる操り、
すなわち人形芝居という意味です。そして、文楽が世界に誇れる芸術である理由も、
地の音楽の「浄瑠璃」と独特の人形操法である「三人遣い(一体の人形を三人がかりで動かす)」の様式に帰します。
世界に人形劇は数えきれないほど存在しますが、それらは全てが単純な内容の神話やおとぎ話を扱ったもので、
文楽のように一日がかりのシリアスな長いドラマを展開するものはありません。
旭堂 小南陵に師事。上方講談協会会員。
平成4年、元旦の南陵会で初高座、 12 月競馬講釈を始める。
平成 11 年NHK教育テレビ「ストレッチマン」に出演。
[講談とは・・]
講談は、昔は講釈とも呼ばれ、江戸時代初期に、浪人や軍学者達が「太平記読み」など門づけをして
回ったことが始まりだと言われていますが、やがて寄席演芸の一つになりました。
落語とよく似ていますが、会話で話を展開させる落語と違って、地の文が中心になっています。
台本を釈台に置き張扇を叩きながら話すのが特徴です。
浪人出自の芸能であるために、武勇伝や仇討ち、お家騒動、政談のたぐいを得意としていましたが、
やがて庶民の生活を描いた世話物や巷のニュースを講釈するなど、題材も多様化し、大いに人気を博し、
とくに講釈の速記本は、大衆小説の起源にもなりました。
三代目 桂 春団治に師事。故・桂 春蝶 長男。
全国で独演会を開催中。サンTV「金曜いただきっ!」、
KBS「京都ちゃちゃちゃ」等でレギュラー出演。
[落語とは・・]
江戸時代中期頃に一人語りの芸能として生まれました。
上方では京都の露の五郎兵衛・大阪の米沢彦八が多くの人を前に道端に舞台を設けて自作の噺(はなし)を披露して
お金を稼いだことが起源です。
一人で何人もの登場人物を演じ、言葉だけで物語を展開していきます。物語を解り易くするために、
扇子や手拭を使って色々な表現を用います。
上方落語の特徴として、“見台・小拍子・膝隠し”と“お囃子・はめもの“があります。
「見台・小拍子・膝隠し」とは、演者が前に置く小さな机・小さな拍子木・低い衝立のようなものです。
小拍子で見台を叩いて場面転換に用いたりします。
昔は野外で演じていた為、人々の足を止める効果もあったようです
[黒拍子とは・・]
2003年、佐渡の和太鼓集団『鼓童』で修行を得た後、大阪を拠点として活動を始める。
同年より、和泉流狂言師”野村万之丞”プロデュース演出作品 楽劇「大田楽」「唐人相撲」「真伎楽」、
怪談狂言「牡丹燈篭」に打楽器奏者・舞手として出演。
NHK正月ドラマ「大化改新」、2005年大河ドラマ「義経」、2006年金曜時代劇「出雲のお国」に楽士として出演。
現在、太棹三味線”安田勝竜”、舞台美術”吉岡正樹”が黒拍子のメンバーに加わり活動中。
これら多種多様な出会いにより、日本の伝統芸能をさらに学び、新たなるアジアンアートを目指す。